ぐちゃぐちゃ

 

同期から、1年生いっぱいで部活を辞めると報告の連絡がきた。

彼女との思い出が走馬灯のように頭の中を巡って、その文字を見た瞬間、私は泣き崩れた。

なんとなく、気づいていたからかもしれない。

何も助けてあげられない自分にも悔しさがあって、

「戻ってきて欲しい」とも「辞めた方がいい」とも安易に口出しできるような立場ではなく、

ただただ彼女が決めた選択を応援するしかないのである。

なんて愚かなのか。自分が情けなくなるけど。

感情がごちゃごちゃのまま電話をかけた。

「泣かないで、辞められなくなっちゃう」

そんなことを言わせてしまった。

辞めないでとは言えないけど、本心は辞めてほしくなんかないんだ。

ずっとずっと一緒に頑張っていこうと思ってたからこそ、

辛くてどうしようもない気持ちでいっぱいになった。

なんとか引き止められないものか。

簡単に決めたわけではない、そんなことはわかっているけど、あまりにも早すぎる。

もう、悲しすぎるよ。

色んなことを一緒に乗り越えてきた仲間だから、

大切な大切な仲間だから、

「いない」という環境を受け入れられない。

電話をしてより一層彼女の決意が堅いことを知り、なおさら引き止められない。

言いたいことはたくさんたくさんあるのに、涙が先に出て、うまく言葉にできない。

こういう時に役に立たない口なんかいらない。

泣きすぎて頭痛いよ。

年越す前に、涙で顔がぐちゃぐちゃで、感情もぐちゃぐちゃで、

なんていう2016年の終わり方なんだろう。

もっとしっかり今年を締めたかったのになあ。

 

そしてその時タイミングよく(わるく)TOKIOさんの宙船が流れて、、、

宙船は私たちにとって思い入れのある曲だったし、なんでまた泣かせるかなあって...

その船を漕いでゆけお前の手で漕いでゆけ

お前が消えて喜ぶ者にお前のオールを任せるな

彼女のことをいっているみたいで重ねてしまった

まだまだ辞めるなんて私には実感がなくて、あーもう何が言いたいかわからなくなっちゃった。